空撮の方法は実はシンプルが一番だった

みなさんドローンは楽しんでいますでしょうか。短い梅雨も明け、私は灼熱の中ドローンを楽しんでいます。

本日のテーマは「ドローンによる空撮の方法」についてです。

ドローンに慣れてくると、色々な飛行やアングルで飛行をする事が多くなる事があると思います。私もよく失敗をしますが、操作に慣れてくると色々と操作をしてしまい結果いい画が撮れなかったりします。今回は実際にAir2Sで撮った映像を確認しながら、どのようなアングルだと「きれい」に撮れるのか検証していきたいと思います。これまで私がドローン撮影で経験してきた失敗談も含めて書いてみました。
ただし、これが「きれい」と感じるのは主観な部分がありますので、参考と思って頂けると嬉しいです。

この記事はこれからドローンを始めようとしている方や、少し操作に慣れてきた初心者に向けた記事になります。

この記事の目次

ゆっくりと動かす

「きれい」に撮るには、これにつきると言ってもいいくらいです。早いスピードでドローンを飛行させて撮る方法もダイナミックな場面では有効な場合もありますが、かなり高度なテクニックが必要です。また、スピード感の溢れる映像は、ほとんどの場合FPVで撮影されている事が多く、一般的な目視で飛ばすドローンではそこまでダイナミックな映像は撮れません。

一番やってはいけないのは、回転をさせながら速いスピードで旋回した撮り方です。これは後で映像を観てもわかると思いますが、ただ酔うだけでボツ素材となってしまいます。YouTubeで空撮映像などを見ると、ほとんどが「ゆっくり」とした動きなのがわかると思います。前なら前、横なら横と直線上で動かすのが美しい撮り方の1つだと思います。直線であれば多少スピードが速くても美しい映像は撮れます。また山や海など変化のあまりない画の場合は、映像内に動きが分かるような細かい被写体を入れ込むのもよいと思います。

動きが速すぎる映像です。

ゆっくりと動かしている映像です。

こちらの映像は、手前の山の映像に奥側に街並みの細かい映像を入れて撮影しています。
実際は、かなりのスピードで移動させています。スピードを上げるときは直線に移動しましょう。

ラダーは最小限に

ラダー(機体を水平に回転させる)操作は、特にゆっくりと操作しないと、これも画面酔いしてしまう映像になってしまいます。他のエレベーターやエルロンと比較するとラダー操作は画のブレが大きいため、必ずラダーは「ゆっくり」と入れるようにしましょう。ラダーを速くいれた映像を撮ってみましたので、確認してみてください。如何でしょうか?このような映像が連続していたら酔うと思います。

回転は一定の速度、一定の円を描く

回転操作を入れて撮りたい場合もあると思います。回転操作もとにかく「ゆっくり」を心がけましょう。え?動いてる?というくらい「ゆっくり」が丁度いいと思います。また回転操作にも慣れが必要です。私もドローンを始めたての頃はやってしまっていましたが、初心者や慣れていないとラダー操作で回転を入れてしまう事があります。回転に変わりはないのですが、先にも書きました通りラダー操作の回転は最小限にする必要があります。うまい人ほどエルロン+ラダーで回転をさせています。実際に試してみると分かりますが、ラダー操作ばかりですと遠心力も強く働き自分が想像している以上の円を描いてしまいます。まだ始めたばかりで初心者の方は、まずは8の字で小さな円を自分の思い描いた通りに描けるまで練習してから撮影をしましょう。これができるようになれれば、初心者から一歩前進します。

この動画ではゆっくりと横移動しながら回転操作をしています。ラダーも少し入れています。

 

直線を意識する

回転操作はポイントとして取り入れるのはいいと思いますが、ベースは「直線」が一番です。直線と言っても色々な撮り方ができますよ。

・高度一定にして前進・後進・左・右

・高度を上げながら前進・後進・左・右

・高度を下げながら前進・後進・左・右

上記のパターンで12パターンです。これにカメラの角度を下の方へ向けた撮り方をすれば24パターンが撮れます。以外と多いのがわかると思います。派手なアクションは多用しなくても十分だと思います。

直線でとった映像です。変に動作を入れるよりも、直線の連続移動の方が観ていても疲れません。

 

カメラは固定

ジンバルが搭載しているカメラが多いですが、カメラのチルトを調整できる機種も多いです。最初の頃はこのチルト操作はいらないと思います。このチルト操作も、かなり「ゆっくり」やらないと不自然な動画となってしまいますので、ドローンの操作をしながらカメラのチルトを同時に「ゆっくり」操作するにも慣れが必要です。よく使われるシーンでは、上昇しながらチルトアップ、下降しながらチルトダウンなどは使われます。もしそのような画を撮りたい場合は「ゆっくり」動かす練習をしましょう。

ジンバル(ゆっくり)

ジンバル(速め) もっと「ゆっくり」でもいいと思います。

まとめ

  • 全ての操作において、「ゆっくり」が基本
  • 回転操作は更に「ゆっくり」とした操作が必要
  • 動きは直線をうまく利用する
  • 動きの少ない被写体は、少し動きが分かるような細かい被写体も入れ込む
  • ジンバル操作も「ゆっくり」

今回撮影に使ったドローンはDJIのAir2Sになります。Log撮影などもでき、カメラや本体性能も必要十分です。もっと上位を目指す場合はMavic3がいいと思いますが、お値段もかなりです。。

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